購入までの流れや選び方など!戸建て住宅で知っておくと得するミニ知識をご紹介

このサイトでは、戸建て住宅を購入する上で知っておくと得するミニ知識をご紹介します。
近年、住宅を購入する方々が増えてきています。
結婚や出産などのライフスタイルに合わせて購入されることが多いと思います。
家の購入はとても大きな買い物ですが、どこから手を付けると良いか分からないこともあるのではないでしょうか。
以下に注文住宅と建売住宅の違いについて、また、購入する際の必要費用の目安についてのミニ知識を紹介しますので、ご覧ください。

購入までの流れや選び方など!戸建て住宅で知っておくと得するミニ知識をご紹介

戸建て住宅には、注文住宅と建売住宅があります。
ご存知の方も多いと思いますが、注文住宅は自分たちで間取りなどを考えることができます。
一方、建売住宅とは間取りや建具等は決定しています。
選び方としては建売住宅の方が比較的安くで購入できます。
戸建てを購入する際の必要費用については、立地や土地の大きさなどでも変わってきます。
ただ戸建て住宅以外にも様々な費用が追加で必要になるため、総合的な費用については事前に確認が必要です。

戸建てには注文住宅や建売住宅などの種類がある

賃貸マンションなどで生活していると、騒音トラブルなどに巻き込まれてしまうようなケースも珍しくないです。
子育て世帯になると子供が部屋で走ったりすると、下の階などからクレームを入れられるようなことも少なくありませんから、そのような状態になると一軒家で生活したいと考える人も多いと考えられます。
実際に一戸建てを購入したい場合は種類があり、建売住宅だけでなく注文住宅なども存在しますから、各自で自由に選んで購入することが可能です。
建売住宅はすでに完成されているような建物を購入することになりますから、最初に内見などをしてチェックすることができます。
注文住宅の場合は各自でどのような建物にしたいのか話し合いをしながら決めることができるので、建売住宅よりも自由度の高いサービスになります。
こだわりを持って注文住宅を購入すると、一戸建ての住宅を手に入れるのに数千万円程度の費用が発生することもありますから、その点は各自の予算の範囲内で決めていかないといけないです。

建売住宅は土地と建物がセットになっている新築一戸建て

一般に販売されている住宅にもいろいろな種類がありますが、建売住宅という場合には、すでに完成した状態の新築の戸建て住宅のことを指しています。
これは完成済みの建物とその敷地としての土地がセットになった商品とみることもできます。
すでに完成している状態ですので、実物を間近に見ながら購入することができますし、販売主であるハウスメーカーや建設会社があらかじめ間取りや構造などを決め手いるため、施主の意向を受けて設計から施工までを行う注文住宅と比較して、価格も大幅に安くなっていることもメリットといえます。
また建売住宅ではあるものの、多くの戸数を同時に販売しているような場合には、分譲住宅という別の呼び名が用いられることもあります。
これはデベロッパーが郊外に大規模なニュータウンを造成して、そのなかにある1つずつの区画に戸建て住宅を新築して販売する場合などが該当します。
1棟だけを販売する場合とは違い、ニュータウン全体としての景観が統一されていて、道路や上下水道などのインフラも整備されているところが特徴です。

古屋付き土地は住むことができない状態の中古戸建て物件

購入候補となる土地をインターネットやチラシなどで探している最中に、しばしば目に入るのが古屋付き土地という表示です。
こうした土地は周辺の相場に比べてかなり安価に設定されていることが多く、これから戸建て住宅を建てるのであれば、たいへん魅力的に映るのには間違いありません。
この古屋付き土地というのは、建物が老朽化していたり、あるいはシロアリ被害や雨漏りがあったりして、そのままでは住むことができない状態の中古戸建て物件が存在する土地を意味しています。
もちろん上物の中古物件の状態がよければ、柱と基礎だけを残してあとは作り変えてしまうようなリノベーションで驚くほどリーズナブルな物件としてよみがえる可能性があります。
しかし通常はそこまでの物件はあまり存在しないもので、更地にして同じ敷地の上に戸建て住宅を新築することになるケースが多いとみられます。
この場合であっても立地条件のよい土地が格安で手に入るメリットはありますが、解体費用は別途負担しなければならず、特に浄化槽などの地下埋設物があると高額になりやすいことはあらかじめ検討しておくべきでしょう。

建築条件付き土地は予め施工業者が決まっている戸建て物件

土地に関する不動産広告を見ていると、しばしば「建築条件付き」という文言を目にすることがあります。
これは、読んで字のごとくその土地に戸建て住宅を建てる際は一定の条件に従うことを前提にした土地のことを意味します。
それでは、その条件とは具体的にどのようなものかというと、通常は2つあります。
1つは「戸建て住宅を建てるに当たって、指定された施工業者に工事を依頼すること」です。
つまり、土地の購入者が自分で自由に工務店やハウスメーカーなどを選ぶことができないということになります。
もう1つは、「土地を購入してから一定期間内にその施工業者と工事に関する契約を結ぶこと」です。
その期限は物件ごとに異なりますが、おおむね3か月以内としているケースが多数を占めます。
建築条件付き土地は、注文住宅と建売住宅の中間的な性格を持つ物件だと言えます。
施工業者が指定されているので、使える建材や工法などはあらかじめ限定されます。
その一方で、間取りや外観などは業者と相談したうえである程度自由に決めることができます。

中古戸建てを選ぶときは築年数だけでなく工法なども意識しておこう

戸建ての購入を考えている場合には、見かけ上の良し悪しや築年数だけを見ていくのではなく全体的な構造や工法も必ず確認しておかなくてはいけません。
これは、安全性に関わることであるためチェックを怠ると将来的な快適な生活ができなくなる可能性もあるからです。
実際に、木造建築と鉄筋コンクリート、あるいは鉄骨では全く生活感が違います。
災害に強い住宅であったり耐震性に優れた物件を購入したいと考えている場合には、構造から考えていかないと理解することができない現状が存在します。
戸建ての場合は、築年数が経過するごとに耐久性が失われていきますので工法に関して最新の技術が導入されていないと、それだけでも安全性が確保されないケースもあります。
わかりやすいのが木造建築で、耐震性に優れた物件は実現できますが防火性に優れていないこともあり得ます。
築年数が若くても、こういった観点から配慮がされていない場合もあるため注意しましょう。

中古一戸建ては経年劣化の状態にも注意

戸建て住宅は集合住宅と異なり、4方向全ての面が外の環境に直接接していることとなりますので、当然ですが屋外環境の影響を受けやすく壁や屋根などの経年劣化も進みやすいという特徴があります。
建築されてから数年程度の新築に近い物件であれば、中古であってもそれほど大きな問題にはなりませんが、10年単位で建築年数が経過している戸建て住宅の場合には、様々な部分のチェックを入念に行うことが購入時に求められます。
外側だけでなく内装に関しても色落ちやシミ、建付けの変化や水漏れなども発生しやすくなるため、不具合の場所をあらかじめリストアップしておくなどの対策が必要となるものです。
大きな経年劣化のない中古戸建て住宅であれば、そのまま居住することも可能ですのでお得となるものの、多くの物件は内外装のいずれかの部分に破損や汚れ、老朽化の影響が見え隠れしているものです。
それらも含めて納得した上で購入することが大切ですが、入居後に不便な思いをしないように修繕が可能な場所についてはチェックしておきましょう。

中古の一戸建てを購入してリノベーションを行うメリットとは?

安心して生活をするときにどうしても欠かせないのが住まいになりますが、購入すると高いので賃貸マンションなどで生活している人も少なくないです。
ただ家族が増えたりすると自分達だけの空間が欲しくなるようなことも珍しくないので、そのような場合は一軒家を買いたくなるかもしれません。
新築になると高いので買うことが難しい人でも、中古の一戸建てであれば購入できる可能性はあるはずです。
中古になると当然ながら新築よりも安い価格で購入することができますから、収入などがそこまで高くない人でも購入できるかもしれません。
そのまま生活をするのは抵抗があるような人も存在するはずですから、そのような場合はリノベーションのサービスを利用することで問題を解決することが可能です。
リフォームと違って各自が希望する内容で住宅を新しくできますし、新築を買うよりも中古の一戸建てを購入してリノベーションしたほうがトータルの費用が安くなることも珍しくありません。

総二階の一戸建ては建築コストだけでなく外壁塗装のコストも抑えられる

総二階建ての一戸建て住宅とは、1階部分と2階部分のつくりがほぼ同じものを指しています。
こうしたつくりの場合には、形状が単純ですので特殊な部材を使わなくて済み、それだけ建築コストを抑えることができますし、施工もしやすいので工期が短縮されるといったメリットもあります。
したがってもしも総二階建ての新築が可能な土地が確保できるのであればおすすめですが、そのほかにも将来的な外壁塗装のコストが抑えられることもメリットといえます。
一戸建て住宅の外壁塗装をする場合には、通常は塗装が必要な面積に単価を掛けて代金を決めますが、表面に凹凸がないシンプルな構造であれば、施工面積そのものがより小さくなりますので、結果として代金も安くなります。
外壁塗装には作業のための足場を組んだり、高圧洗浄で長年の間に積もり積もった汚れを落としたりする準備作業も必要であり、塗料そのものの価格や工賃に劣らず高額ですが、こちらのコストも割安になります。

土地や戸建て購入のときには住環境を左右する用途地域も確認

土地や戸建て住宅をこれから購入するのであれば、住環境を大きく左右することになる用途地域を確認しておくのがよいでしょう。
用途地域というのは都市計画法において定められているもので、住居・商業・工業といった建築物の用途をあらかじめ限定しておくことで、無秩序な都市化を防止するために設けられているエリアの指定をいいます。
もしも第1種低層住居専用地域のような指定があれば、法令上の高さ制限によって高層マンションは建てられませんが、そのかわりに戸建て住宅や低層マンションなどが建ち並ぶ快適で落ち着いた住環境を将来にわたって享受することができます。
一方で商業地域や工業地域の場合には、高さや建築物の用途などの制限がゆるやかなので、思い通りの戸建て住宅を新築できる可能性がありますが、周囲の店舗や工場などからの騒音や振動なども甘受しなければならなくなってしまいます。
したがって単純に土地の形状や価格、立地条件などを基準とするのではなく、法令上の制限などにも関心を払うことが重要です。

著者:黒岩忠一

筆者プロフィール

岡山県岡山市生まれ。
大手ハウスメーカーに営業として勤務。
戸建て住宅に関する記事を書いています。
岡山の戸建てはこちら